【中学生】学年末テストで60点→80点をとるための勉強の方法とは?内申点に関わることを意識しよう!

学習
集中できない生徒

2月~3月くらいは学年末テストが多くの中学校で行われます。

学年末のテストの結果が1年間の成績の中で大きな比重を占めることも、学校や都道府県によってあるようです。

1年間の総まとめですし、今までのテストの中でもいい結果を出してもらいたい!と思っている親御さんは多いと思います。

しかし、今まで50~60点くらいしかとれていなかった場合、果たして80点なんてとれるのかと思いますよね?

学年末テストで80点をとることは可能です!そのためのやり方をお伝えします。

テスト範囲は今までの内容だけでなく過去の内容も出題される

まず、学年末のテスト範囲についてです。

先生
先生

テスト範囲は3学期(後期期末)の内容だけでなく、1~2学期(前期中間・後期、後期中間)で習った内容を含むことが多いです。

つまり、範囲がかなり広くなる、ということになります。

3学期の内容だけ重点的に勉強していても、なかなか点数を取りづらいことが多いです。

1年間で習った内容を効率的に勉強をしていきましょう。

そのためには、『精神面』と『行動面』の二つに分けてお話していきます。

1,精神面ーどういう心構えで学習に取り組ませるか

形だけ勉強していても身に付きません。

どういう心構えで、何を意識して勉強すべきなのでしょうか。

①「わからない」「解けない」問題から逃げないこと

生徒
生徒

一次関数の応用問題、全然わかんないからもう捨てようって思ってます~

わからない問題をどうにかしないことには、点数が上がることはありません。

しかし、個別学習塾の自習室に来て勉強している様子をみていると、「わかる問題しかやらない」生徒は結構多いです。

わからなかった問題は、答えだけ書き写して終わり・・・。

特に学校に提出するワークはやっつけ仕事になってしまいがちですね。内容を理解することではなくて、終わらせることが目的になってしまっているのです。

わからない、解けない問題で今までバツだったところがマルになって初めて得点となるのです。

②目標点数を決めさせること

「絶対〇点とる!」という意識が必要です。

部活でも「〇〇大会に行く!」とか「△位になるぞ!」とか目標を持ちますよね。

それと同じです。

目標点を意識しないと、勉強の内容が適当になってしまうのです。

③部活や習い事などを言い訳にさせないこと

生徒
生徒

・部活があって・・・

・習い事が毎日あって・・・

わたしが今でもよく生徒から聞く「勉強ができない理由」です。

そういう言い訳をしてくる子に、わたしは必ずこう言います。

「ふーん。じゃ、部活(習い事)辞めればいいんじゃないの

部活や習い事は、今の時代誰でもやっていること。

状況は皆一緒です。

その中で「部活(習い事)のせいで勉強ができない」というのであれば、部活や習い事は辞めましょ?ということです。

今まで50~60点取れてても、80点を取ろうと思ったら今までと同じ気持ちではダメです。

部活や習い事もとても大事なことです。しかし、それらを言い訳にして勉強しないのであれば、辞めさせるくらいの気持ちでお子さんに接してください。

2,内容面-何をどのように勉強するべきか

テストに対する心構えを踏まえた上で、つぎに何をどのように勉強するか、が大切です。

①勉強の時間の確保

部活がテストのために休止になるのはせいぜいテスト1週間前からです。

そこから慌てて取り組んでも間に合わないでしょう。

なので、80点取ろうと思ったらテストがあろうとなかろうと1日30分~の勉強を毎日すすめていくべきです

先生
先生

毎日30分~の勉強をする

②テスト範囲表が配布されるテスト2週間前から徐々に勉強時間を2~3時間に増やしていく

③部活動が休止になる日からは毎日5~6時間は行う

・毎日30分~の勉強の内容

・復習や予習の英単語の練習

・漢字の練習

・その日習った数学の計算問題の練習

・その日習った数学の合同条件や相似条件の暗記

・歴史の年号や事件のまとめ

・地理の各地域の農業・工業・気候の整理

・理科の化学式の暗記

・理科の地震や湿度の計算       

・全教科のワークをノートに解いていく(くり返し解くため、直にワークに書き込まない)→間違えた問題には、ワークの問題番号に赤×をつけておく

これはごく一部ですが、短い時間で細かく勉強をすることが大事です。

・テスト範囲表が配布された後の勉強

教科書やワークのテスト範囲の該当ページを付箋を貼るなどして明確にしておきます。

その上で、

・ワークをくり返し解く(最低3回は繰り返す)

・授業中に配布されたプリントも要チェック

生徒
生徒

2~3時間勉強の時間に充てろ、って言われても・・集中力がないんですよね・・・

集中力が続かない、というのは誰にでもあるかもしれません。

別に2~3時間通して勉強しましょう、というわけではありません。

例えば、

20:00~21:00 数学

21:00~21:30 英単語、歴史の年号確認

21:30~22:00 入浴、休憩

22:00~23:00 英語

と、途中で休憩を挟むことで勉強時間を確保することができます。

・部活動が休止になってからの勉強

基本的には、②までの勉強と一緒で構いません。

ですが、本番間近ですので、問題集などにある「定期テスト予想問題」のようなテスト形式のページをやっていくとよいでしょう。

また、今まで取り組んできて赤×のついた問題を重点的に繰り返してもいいと思います。

学年末テストの場合だと体育や音楽、家庭科や技術などの副教科も受けなければなりませんのでそちらの科目の勉強を始めてください。

副教科も内申点に入るところが多いですから、くれぐれもテスト前日に一夜漬け、なんてことのないようにしましょう。

②わからない、解けない問題に出くわしたら

生徒
生徒

いくら考えても数学の問題わからない~どうしよう・・・

×の問題が〇になって初めて点が得られるわけですから、このわからない問題を放置するわけにいきません。

しかし、いくら自分で頑張っても解けなかったとしたら当然点数につながりません。

ではどうすべきでしょうか。

・学校の先生に聞く

メリット・・・わかりやすく教えてくれる。

デメリット・・・先生も忙しいので時間をとれないこともある。

・友達に聞く

実は、生徒さんたちの間では「友達に聞く」ことも結構あるようです。

メリット・・・休み時間などいつでも聞ける。

デメリット・・・相手も勉強しなければならないので、毎回聞くわけにはいかない。

・塾に通う/家庭教師をつける など

メリット・・・わかりやすく教えてくれる。いろんなタイプの問題も教えてくれる。

デメリット・・・お金がかかる。

どのやり方も一長一短といった感じですが、相手に気を遣うことなく質問できるのは塾・家庭教師など、だと思います。

ただ、お金がかかるのは事実なので、そこはお子さんのやる気を見て判断されればいいと思います。

テストで80点以上をとるということ

大体ですが、基本問題で40~60点、標準問題で60~80点、応用問題で80点~100点という構成になっている学校が多いと思います。

基本問題や標準問題ができて初めて応用問題に手が届くことになります。

まずは

①今までの範囲が全て出るものと覚悟を決め、わからない問題から逃げない!という強い気持ちをもたせる

②目標点数をしっかり意識させる

③部活や習い事を言い訳にさせない

という部分を根幹として、毎日しっかり取り組んでいきましょう。

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