[読書感想文 攻略]親御さんが中学生のお子さんにするアドバイス!

文章を書く 学習

夏休みの宿題の中でも、お子さんが後に回しがちな宿題は何と言っても『読書感想文』ではないでしょうか。

ワークやドリルは夏休み前半に終えられるのに、読書感想文は8月下旬にようやく始めるお子さんが多いです。

その理由は

「面倒くさい」

が圧倒的に多いですね。

毎年宿題に出される「読書感想文」だからこそ、読書嫌いの中学生が困らないようにどんな本を選べばいいのか、また作文のルールをしっかり確認していきます。

①読書感想文のための『本の選び方』とは?

読書好きなお子さんであれば、どんな本をいつ読んでも構わないでしょう。

しかし、滅多に本を読まないお子さんだと夏休み終盤に慌てて読むことになります。

文章を読みなれていないお子さんに「純文学を読んだら?」と提案してもなかなか重たい腰は
上がらないと思います。

まずは読書嫌いのお子さんでも、とりかかりやすい本の種類をご紹介します。

・ライトノベル

軽い文体で書いてある若い人向けの小説の一種です。

ホラーやミステリ、恋愛などの要素がわかりやすく書かれています

ターゲットが中学生・高校生で、挿絵もアニメのようなイラストなので、文字を目で追うのが苦手な子におススメです。

あまり時間をかけずに読むことができるので、お子さんにとってもラクではないでしょうか。

注意点としては、学校がライトノベルを読書感想文として扱うことを禁止している場合もありますので事前に確認しておきましょう。

・国語の教科書に出てきた作品

なぜ国語の教科書に出てきた作品を敢えて読むのかというと、「内容がわかっているから」です。

国語の授業でみっちりやっているので、感想文を書くにはもってこいですね。

作品の一部を抜粋して教科書に載せているものが多いので、タイトルと作者名で本を探してみましょう。

中学校の教科書に出てくる主な作品の一部
坊っちゃん(夏目漱石)
走れメロス(太宰治)
大人になれなかった弟たちに(米倉斉加年)
少年の日の思い出(ヘルマンヘッセ)
字のない葉書(向田邦子)

・映像化されている作品

映画化やドラマ化されている作品を事前に観ていれば、内容はある程度わかるので本も読みやすいのではないでしょうか。

映画化された文学作品の一部
ハリーポッターシリーズ
アンネの日記
羅生門
吾輩は猫である
赤毛のアン

映画であらすじがわかった上で本を読めば細部まで理解できるはずです。

上記の作品はもちろん一部ですので、興味のありそうなものを探してみてください。

②読書感想文のための『文章の書き方』とは?

本を読み終わって、いざ原稿用紙を目の前したお子さんに

読書感想文ってどう書いたらいいの?書き方のルールはあるの?

と聞かれて困った経験はありませんか?

読書感想文の型を覚えて、毎年活用してみてください。

・読書感想文の構成

① 「なぜ」この本を選んだのか、その理由

② 簡単なあらすじ

③ 感動した部分や疑問に思ったこと

④ ③をふまえて自分なりに考えたこと

⑤ 読んだ前と後での印象の変化

⑥ 結論(この本が自分に与えた影響など)

骨子はこのような感じで、あとは肉付けをしていきます。

管理人あい
管理人あい

中学校では400字×5枚の原稿用紙に読書感想文を書かせることが多いようです。

その場合、最低でも8割である1600文字以上は書けるようにしておきましょう。

・原稿用紙に書く時のルール

読書感想文や作文を書くときには細かいルールがあります。読みやすい文章を書く上で大切なポイントですので、おさえておきましょう。

題名と氏名

題名最初の行を2~3マス開けて書く
氏名・氏名は2行目に書く
・1番下を1マス空ける
・名字と名前は1マス空ける

本文

書き出し始めは1マス開けてから書く
段落話題が変わるときは改行する
会話文・「 」を使い、改行して書く
(1マス目は空けない)
・会話文の終わりは1つのマス目に
 。と 」を一緒に書く
・会話文が次の行に続くときは行頭を1マスあけない
・会話文が終わったら改行する
・会話文の次に続く文章が同じ段落なのであれば
 行頭を空けなくてよい
行頭に注意・句読点( 。や、)かぎかっこの終わり ( 」)は前の行の
 最後のマスに文字と一緒に書く
・「ゃ」「ゅ」「ょ」は行頭でも構わないが、気になるなら
 前の行の最後のマスに文字と一緒に書く

③まとめ

読書感想文は毎年長期休みに小中高という長い間宿題に出される宿題です。

わかっていても毎年休み終わりに慌ててしまう、ということのないように、

ぜひ親御さんからお子さんにアドバイスしてあげてください。

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