40代になって、少し時間に余裕ができて「塾講師をやってみたい」と思っている方いらっしゃいますよね。
一度に大勢を相手にする集団塾は無理でも、少人数の個別指導塾なら働いてみたい・・
でも色んなことが不安で踏ん切りがつかない、と思っていませんか。
かつて正社員として個別指導塾に身を置き、アルバイト・パートの面接・研修を行ってきた管理人あいがその不安を解消します!
今まで面接時に出てきた不安・心配事
①教員免許を持ってないけど大丈夫でしょうか
ほとんどの個別指導塾では、教員免許がなくても大丈夫です!
大学生アルバイトを雇っている塾なら、問題ありません。
教員免許を持っていたら多少の武器にはなりますが、そこまで重要視されません。
むしろ、「子どもが好き」「人に教えることが好き」などの理由はアピールポイントになると思います。
②英語しか自信がないのですが、他の教科も教えることができないとダメでしょうか
塾によって異なると思います。面接時にしっかり担当者に確認しておきましょう
中学生の場合、塾では英語や数学を受講している生徒さんが多いので英語だけを教えたい、ということでも問題ありません。
ただ、小学生の場合は、1コマの中で「英語と算数」「算数と国語」「英語と国語」のような組み合わせになっているかもしれません。
その場合、「英語のみ」となると少し厳しいかもしれません。
英語と併せて算数や国語を教えることもある可能性があります。
事前に予習をして来れるのであれば、自信も持てると思います。
ただ、その予習のために時給が発生するかどうかは微妙なところです。
面接時にしっかり確認しておきましょう。
③学生アルバイトばかりだと尻込みしてしまう・・なじめるか心配です
大丈夫です!
わたしが今まで関わってきた教室では主婦の方も学生も楽しくやっていました。
むしろ、主婦の講師・学生講師は「生徒の点数を伸ばしたい」と真剣に考えているので、みんなで生徒のことを相談している風景も見られました。
また「若い先生もいいけど、ある程度年上の先生のほうが安心できる」という生徒や保護者の方もいらっしゃいます。
ある程度色んな経験を積んだ先生の方が安心できる、というのがあるんですよね。
どこの職場でも一緒ですが、年齢よりも個々の資質の問題ですので心配しないでくださいね。
④現在他の塾でアルバイトしているけど、かけもちは大丈夫でしょうか
異業種であればかけもちは問題ないところが多いです。
しかし、同業種の場合だと問題があるケースもあります。
その塾の手法や個人情報などが同業他社に洩れてはいけないからです。
面接のときに聞かれたら正直に答えましょう。
⑤扶養の関係上、毎日仕事に入ることはできないのですが・・・
主婦の方であれば当然あり得る問題です。
週何日、何コマなら入れるのか面接時にしっかり伝えましょう。
個別指導塾の業務内容とは?勉強を教える以外に何があるの?
個別指導塾の業務って、「生徒に勉強を教える」だけではないのです
・出社後にその日の授業数や教科を確認
基本的には担当の生徒は固定で決まっているところが多いと思いますが、何らかの事情によって生徒が変わっていることもあります。
・生徒の出迎え
玄関まで迎えに行くこともあれば、その場で元気に挨拶、と塾によってさまざまです。
・電話対応
講師が授業中であれば、基本的に授業をしていないスタッフが率先して電話に出るはずです。
しかし、そのスタッフたちが別の対応をしている場合は授業の手を一旦止めて電話に出てくれると助かります。
・授業の報告書の記入
担当している生徒の授業中の様子や宿題の中身などを所定の用紙に記入します。
授業の間に書いていくのが理想ですが、最初のうちはなかなか教えることに集中してしまって、書くことは後回しになってしまうかもしれません。
だんだん慣れていくと思いますので頑張りましょう。
個別指導塾をやっててよかったことは?
何十年とこの仕事をやっていて、良かったことはたくさんあります。
1.「成績が上がった!」「志望校に合格できた!」と報告を受けた時
生徒さんや保護者さんはこのためにお金と時間を私たちに費やしてくれていますから、やはり一番の嬉しいことですね。
「この仕事をやっててよかった!」と思える瞬間です。
2.「あーそっか!やっとわかった!!」と目を輝かせている時
どこかでつまずいているから、塾に来てるわけです。
そのつまずいたところが解決された時に、多くの生徒さんが「わかった!!!」とイキイキしながら問題に取り組んでいるのですが、その姿を見るとこちらも嬉しくなります。
3.「毎週塾に来るのがとても楽しみだった」と言われた時
個別指導塾講師をやってて困ることは?どう対処するの?
以下は、今まで私が研修をしてきた講師から聞いた「授業を通しての悩み」、そして
私自身も抱えた悩みについていくつか述べます。
1.生徒にナメられてる・・?講師の言うことを聞いてくれない
経験上、生徒全体の1割〜2割くらいに当てはまるでしょうか。
特に小学生低学年にとっては、学校の1コマより塾の長い1コマを過ごさなければならないので集中力が切れてしまいがちです。
(学校の授業はだいたい1コマ45分。塾はそれと同じくらいか、80分や90分など時間が長い所も多いです)
具体的にどんなことがあるのかというと、
・声に出して読んでね、と言っても何かふてくされている。無言のまま。
・筆記用具で遊んでしまう
・フラフラ立ち歩こうとする
こんな感じでしょうか。
これが中学生以上になると、
・宿題をやってこない(なんだかんだ言い訳をする)
・隣の席の友人とヒソヒソ話したりする
・・・が多いと思います。
こういうことを書くと、不安に思う方もいるかもしれませんが、
「全くそんなことないですよ!みんな静かに先生の言うことを聞きますよ!」とは言えないので事実として述べておきます。
さて、言うことを聞かない子がいたらどうすべきか、と言えば手順は一つです。
① 先生がしっかり注意をする
② 教室長に報告する(場合によっては教室長にも叱ってもらう)
人に注意をすることに慣れてない講師は多いです。
誰だって叱ったり注意するのは気が進みませんが、仕事の場では「○○先生」という呼称で呼ばれています。
「先生」というキャラを演じて、言うことを聞かない子を少しでも前向きにし、そして真剣に授業に向き合っている他のお子さんが気持ちよく勉強できる環境を作りましょう。
時間が経つと、騒がしい子も少し大人しくなってきますよ♪
2.なかなか成績が伸びない
残念ながら、成績が伸びない子と言うのは一定数存在します。
授業を受けているときは
なるほど!そう言うことか!わかった!
と言うのに、次回の授業の時には
えっ‥と、解き方わかりません…
と言うことはわりとよくあります。
細かい対処法は教室長に報告した上で良策を見つけていくしかありませんのでここでは割愛します。
しかし、今ここで一つ言えることは
「私たちは、粘り強く同じことを説明して、確認して、そして生徒に反復させていかなければなりません。」
ということです。
くれぐれも、
「何度も言ったよね?どうしてわからないの?」とか、
「○○くんはすぐに理解できたよ?」など誰かと比較するような否定的な言葉をぶつけないように気をつけてください。
まずは、「この生徒さんの困っているところを解消してあげたい!」という気持ちで授業を展開していきましょう。
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まとめ
個別指導塾の数はどんどん増えており、講師不足に悩まされている教室も多々あります。
過去に塾講師のキャリアが有る無しは関係ありません!
教え方やテストの結果を通して、40代であっても視野を広げられるはずです。
ぜひ塾講師に応募してみてくださいね。
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