こんにちは、管理人あいです。
算数が苦手なお子さんいますよね。
「勉強を見てあげても教えられない」
「このまま中学校に進学しても心配だ」・・など悩みはつきないと思います。
塾講師である管理人が算数の苦手なお子さんに対してどう関わっていくのか、今までの経験を踏まえて書いていこうと思います。
①九九が覚えられないー小学2年生のうちに言えるように。
九九は計算において基礎となる部分です。
これを小学校2年生に習うのですが、九九は2年生のうちに覚えておかないと後が大変です。
小学3年生以降は九九をベースとした2ケタ×2ケタや3ケタ、筆算、そして割り算などを中心とした単元が出てくるからです。
そのときになって九九を完璧にしようとしても時すでに遅し、です。
テストで×をもらうお子さんの気持ちになってみてください。100点か50点か、よりも〇や×の数の方がお子さんにはインパクトは強くないでしょうか。
そして「やってもしょうがない」という気分になっていくのです。
どうやって九九を完璧に覚えるのか
・声に出させて暗記(リズムにのって楽しく)
・毎日「今日は〇段を言えるように!」と目標を決めて取り組む
・勉強の最後にはそれまで覚えた〇段と▲段を混ぜてやる
・慣れてきたら、「3×1、3×2、3×3・・・」と順番ではなく、「3×5、3×8、、」のようにランダムに行うこと
・ひたすら練習
このとき、たとえお子さんが間違ったとしても怒るのはダメです。
怒ると委縮してしまってそのまま「やりたくない」に方向へ行ってしまいます。
「もう少し」「すごいじゃん!」など褒めて楽しく覚えさせていってください。
なお、ちびむすドリルでは無料の計算プリントが準備されているのでこちらも利用してみてください。
②文章題が苦手ー算数力だけでなく国語力が必要
2行、3行くらいの文章題の問題でも「わからない!」という子がいます。
文章の中の数字しか拾えずに、そして今までならった足し算か引き算などを適当に使ってみる・・といった形です。
適当に足し算でやってみたらたまたまマルだった、というケースもあるのです。
これは算数だけではなく、国語力の問題です。
親御さんのほうで、「これは何をきいているのかな?」と掘り下げて聞いてみてください。
(この作業は根気が必要です)
「そっか!〇〇だ!」と気づけばOKです。
とは言え、元々は「文を読まない(読めない)」ことが根底にあるので普段から短い文章でもいいので音読させたり、文中のわからない語は調べさせたりして読む特訓を行ってください。
③図形が苦手ー日頃から積み木やブロックで物の形状を知っておくこと
図形が苦手なお子さんは多いです。
小学校の内は平面図形がメインですが、中学生になると空間図形のような立体のものが授業に入ってきます。
中学生になってから触れるのではなく、小学生のうちにブロックなどで形に慣れておくと良いです。
平面図形の面積の求め方は公式は基本として、更に「工夫」が要求されます。
小学校低学年ではそこまでの問題はでませんが、そのころから図形に触れておくとよいでしょう。
④数や時間の読み方ができないー日々の会話でいずれ身につくこと
小学校1年生で「~ばんめ」という物の順序を、1年生後半から2年生で「〇時▲分」を習います。
これは苦手な子が多いですが、そこまで心配になることもないと思います。
授業で習ったときに理解できないと親御さんも心配になり焦りもすると思うのですが、日々の生活の中で使う物なので徐々に身についていきます。
日頃から「今何時?」や「何時に寝るの?」とか「あと何分で9時かな?」など会話を通して考えさせれば良いと思います。
⑥まとめ
親御さんとしては、お子さんが算数を苦手だと「先々大丈夫だろうか」と心配になると思います。
わたし自身、子どもの頃算数ができなさすぎて母親に叱られながら泣くほど勉強させられました。
でもあのとき母親がビシビシやってくれたから今のわたしがあると思っています。
中学生以上になるとなかなか親が勉強を教えてあげることもできなくなります。
ですので小学生のうちは塾もよいですが親御さんが接して教えてあげてください。
・九九は楽しく
・文章題の意味を掘り下げて聞いていく(日頃から読む練習を!)
・図形は積み木やブロックを使ってみる
・順序や時間の読み方は日頃から会話に取り入れる
ぜひご家庭で試してみてください。
お読みいただいてありがとうございました。
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