学校の先生を嫌っているうちの子どもーまずは第三者的な視点で判断しましょう

雑記

こんにちは、管理人あいです。

「うちの子、担任の先生を嫌ってるんです。」

というお話を、塾での面談のときにお話されるお母さんがいらっしゃいます。

隣に座っているお子さんは「だってね、担任がね、〇〇っていうんだよ!ありえなくないですか?」とわたしに同意を求めてきます。

お母さんはうんうん、と頷いて「先生がそんな感じだからうちの子内申点も悪くて・・ちょっと学校に問い合わせようかと思うんです」と言います。

ちょっと待ってください!

問い合わせるのも良いのですが、一旦冷静に状況を見てみましょう。

※今回のお話はわたしが過去経験したことから考えをまとめたものです。もし表現が足りず不愉快にさせてしまったら申し訳ありません。

生徒が学校の先生を嫌いな理由

1. 差別する先生

今まで生徒さんから聞いた「学校の先生を嫌いな理由第一位」といっても過言ではないと思います。

「〇〇ちゃんには優しく接するのにわたしには冷たい。」

「生徒会の仕事、みんなに割り振るべきだと思うのに××さんには少しの量しか仕事を与えないでいるくせにわたしたちにどっさり押し付ける!」

というものから、

「担任が女の先生なんですけど、男子にはめっちゃ甘い声出してるのに女子にはふつうの声でそっけないんですよ。気持ちわるい!」

というものまであります。

2. 感情的な先生

「なんか、うちら何にもしてないのに急に”なんなんだお前たちは!”とか怒鳴ってくるんですよ、意味わかんない。」

「文化祭のことで話し合ってて、そしたら数時間前まで普通だったのにその時だけ不機嫌で”自分たちで好きにやればいいでしょ”っていうから、え?なに?みたいな感じになって。」

「授業中にクラスがザワザワしてて、先生が注意したんだけどまだ少しうるさい子たちがいてそしたら先生教室出て行っちゃったんだよ。残り30分自習とかありませんよね?」

3. 教え方が下手。何言ってるのかわからない。

「数学の先生、説明が下手くそなんです。なんかひとりでしゃべってる感じ。」

「社会の先生なんですけど、すぐ教科書にはない脱線した話するから授業が進まないんですよね。おかげで試験範囲をまだ終えてないからって範囲が少なくなってるんですけど!次のテスト範囲が増えるってことですよね!」

「英語の先生が訳し方にうるさくてイライラする。

″ I cleand my room with my sister. ” っていう文を訳せっていわれたから、

「わたしは妹と部屋を掃除した」って言ったら、「わたしはわたしの部屋をわたしの妹と掃除した」って訳せって言われて。わたしわたしってそんなに必要ですか?」

(個人的にはわたしわたしはいらないと思います。)

学校の先生も人間だということを忘れないで

先生を嫌いな理由を3つに分けてお伝えしましたが、これらは先生が全て悪いのでしょうか。

ちなみに3番目の「教え方が下手」というのは、これは嫌われて仕方のないことだと思います。

塾講師と違って「授業を教える」ことだけが先生の仕事でないのはわかっていますが、生徒の時間を1日300分以上授業に使っているわけです。

ここが学校生活の根幹だと思うので、「教え方が下手」と生徒が感じているのであれば学校側がまたは先生ご自身が対処すべきだと思うのです。

なので、ここは遠慮なくお母さんたちの方からも学校に言っていただいて構わないと思います。

問題は、差別する先生・感情的な先生 の部分です。

ここで一つ、明確にしておきたいことがあります。

学校の先生の文句を言ってくる生徒さんの共通点ですが

「明るく 友達がそこそこ多くて 輪を作るのが上手なタイプ」の生徒さんが多いです。

そして、輪になって話す内容の中に学校の先生のこともあるわけです。

もちろんそれが悪いということはありません。

ただ、話が過剰にエキサイトして盛り上がっちゃうんです。

「あの先生〇〇じゃない?」

「わっかるー!!こないだ▲▲って言ってたんだって!」

「は?マジで?意味わかんないんだけど」

伝聞の話をさも自分が見たかのように話す・・井戸端会議で話していた内容だったはずです。ところが

小さな話が雪だるまみたいに膨れ上がって先生がとんでもない悪のようにうつってしまっているのです。

さらに彼らは自分の不都合なことは言わないものです。

先生が感情的に怒った原因に生徒さんからの言動もあったりします。

それに気づいているのか気づいていないのかわかりませんが、自分に非がある部分はカットして周囲に話すのです。

実際、わたしは彼らの話をうんうんと聞いたあとにこう聞きます。

「なるほど。わかった。

その〇〇先生が悪いとして、「悪い先生だ!」と指摘できるほどあなたは完璧にいい生徒なのね?

たいてい子どもたちは黙ります。

「だって、わたしたちはしょうがないけど先生なんだからちゃんとして欲しいし」と返事がきます。

「先生はちゃんとするのが当然で生徒は好き勝手していいの?不公平じゃんそんなの。

あのね、先生からこんなことされた~!って話はよく聞くんだけど、わたしたちがあんなことしたからです~!とは言わないよね。

わたしたちがあんなことしました~!、または、やれと言われたことをしませんでした~!だから先生が怒ったってことはないの?

そうでないのに、あなたがいい生徒であろうとしてるのに、先生が酷い態度をとったならそれはすぐに学校にいうべきだね。」

「・・・・・・・・・・・」たいてい生徒さんは黙ってしまいます。

学校に問い合わせるのは冷静に物事を判断してから

さきほども述べたように、

「授業の教え方が下手」みたいなことは学校に言ってもいいと思います。

もちろん、他で理不尽なことがあればそれは学校に問い合わせるべきです。

しかし、お子さんの言ったことが100%真実とは限りません。

いえ、「お子さんにとっては真実」かもしれませんが、第三者的な観点でいけばそれは違うかもしれません。

学校の先生が努力をすべきなのは当然だと思いますが、それを強く要求するのではなく「相手も人間だ」と理解をしてみてください。

わたしは保護者のように、学校の先生のように毎日毎日お子さんと接しているわけではないので「何を上から目線で」と思われるかもしれません。

ですが、ここ10年くらいで学校の先生に対する不満があまりにも多いので自分なりに生徒さんや保護者の方と接して考えをまとめてみました。

お読みいただきありがとうございました。

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