こんにちは、管理人あいです。
アルバイトやパートで「個別学習塾で講師として働いてみたいな」と思われる方は多いと思います。
しかし「教えるなんて難しいのではないか、私にできるだろうか」や「教えた経験なんてないし・・」としり込みしてしまう方も多いですよね。他のバイトよりも時給が高いですし。
教育業界に20年いた私が、実際アルバイトやパートの方の面接や育成をしてきて「この部分だけは必要なポイントだ」という3つをお伝えします。
①個別学習塾講師に必要なことー『時間厳守』
・出勤時の時間厳守
学習塾に限らずどこの業界でも同じですが、時間厳守を第一に挙げさせていただきます。
どの生徒を誰が担当するのかは事前に運営側で決めているはずです。
生徒の科目、性格、女性希望男性希望などを加味した上で担当講師が決まります。塾の運営スタイルにもよりますが、始業10分前に出社しないと運営側は焦ります。
もし、出社してこなかったら誰が授業をするのか・・?空いている講師や社員がいればいいですが、そうでない場合は生徒さんに後日改めてまた授業に来てもらう、という算段をつけなければなりません。
生徒にもいろんな事情がありますから、安易に授業の振替などはできないのです。
・授業終了時の時間厳守
また、授業中の時間厳守も大切です。
授業が終わる時間になっても延々と教えている講師がいます。「なんとかわからせてあげたい」という気持ちはわかりますが、次の授業がある場合その席に座りたい生徒もいます。
何より、頂いているお月謝は皆同じですので、不公平感を生んでしまいます。
「あの先生は時間が過ぎても教えてくれているのに、私の担当の先生はさっさと終わってしまう。ずるいじゃないですか。」
本当にあった生徒さんからのクレームです。
基本的には、『時間内に教えるのが仕事』ですので、時間を過ぎてからの授業は控えたほうがいいです。
ただし、どうしても時間を過ぎても教えたいのであれば、まずは塾長に時間外で教えてもいいのかどうか確認をしてください。
その際、時間外手当がつくのかつかないのかで揉めたケースもあります。手当がつくのかどうか、きっちり確認しておきましょう。
②個別学習塾講師に必要なことー『本気で褒めて叱れること』
最初のうちはなかなかできないのであまり気にしなくていいのですが、生徒さんに対して「褒めて叱る」ができる講師は運営側にとっても頼りになる存在です。
そもそも、個別学習塾というのは「学校の授業についていくのが少し難しい」と感じる生徒さんが多く集まります。勉強に対して苦手意識を持っている子どもが多いんですね。
一方、講師をやろうとしている方は勉強ができて、いろんな努力をすることに慣れている方が多いです。
その基準で生徒を見てしまうと「宿題をやってくる」ということは当然のことなのですが、生徒からすると「宿題をやってくる」というのはとても大変なことなのです。
ですから、宿題をやってきたときは「やったじゃん!ちゃんとやってきたね」と褒めてあげましょう。(正答率は二の次です。まずは「宿題をやってきた」という事実に対して褒める。)
逆に、宿題をやってこなかった、とか授業中騒ぐ生徒などに対してはきっちり叱りましょう。
(ただし、注意したのであればきちんと塾長に報告をしてください。万が一、クレームになったときに教室長がその事実を知らないと話がややこしくなります)
最初のうちは嫌われたくないという気持ちも働いてしまうので注意できない講師も多いですが(新人ベテラン関係なくいます)、その生徒さんのためにならないですよね。また、騒いだ場合は他の生徒さんの迷惑にもなります。
『先生』という呼称がついた以上、『先生』を演じてください。本来の自分のキャラじゃなかったとしても、です。
③個別学習塾講師に必要なことー『かみ砕いて説明すること』
お医者さんと同じですが、物事をかみ砕いて説明できるかどうかです。
例えば、英語では「主語」や「動詞」という言葉が頻繁に出てきますが、その意味をよく分かっていない生徒さんもいます。
実際、「動詞」の意味をよくわかっていない子もいました。
「I play soccer.」という文の「soccer」を動詞と思っていたのです。
よくよく聞いてみると、「サッカー」自体、身体を動かすスポーツだから動詞だ、ということでした。
ではそういう子に「動詞」をどう説明するか?
こういうことを考えていかなければなりません。
まずは講師の先輩にアドバイスを求めてみてもいいです。もちろん社員さんでも構いません。
どうかみ砕いて説明するのか、考えていってください。講師がわかっていても、子どもはわかっていないことは多々ありますので。
まとめ
個別学習塾のアルバイトやパートは、必ず自分の経験値をあげてくれると私は思っています。
生徒に関わることで、自分を見直せる仕事でもあるのです。
今後の社会生活にも役立てるものだと思っていますので、上記三点を意識して塾講師の仕事を楽しんでトライしてみてくださいね。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント