こんにちは、管理人あいです。
2021年は教科書改訂の年で、内容がかなり濃くなり、教科書も厚くなります。
今まで中学校1年生で習ってたものを小学生で習うようになり、高校で習ったものが中学生で習うようになります。
現在小学6年生の保護者のみなさんは、今からでも遅くないですので、中学校に入ってから慌てる前に少しでもお子さんの家庭学習を進めてください。
教科書改訂のテーマは『脱・ゆとり』と思われる
2002年から始まったゆとり教育では、小学校や中学校の単元から削除されました。2010年初頭でいったんゆとりからは抜けたわけですが、今回の2021年の教科書改訂は『思考力』などをつけるための内容となっており、「基本的な事柄だけ覚えておけばいいよ」というものではなくなります。
詳しくはこちら(文部科学省のサイトです)
現在小学校6年生の保護者のみなさん、中学校の入学を迎える前に今からでも遅くはないのでしっかり復習をして身につけさせてください。
①[英語]一番大きな変更がある科目。ー英単語の練習を。
5教科の中でのいちばん大きな変化は英語です。
・be動詞(is,am,are)、一般動詞(play,studyなど)、can(~することができる)はもう理解しているものとして中学1年生の最初の段階でおさらい程度に学習。
・文章が増える
・本来中学2年生で習う文法(to+動詞の原形の不定詞)を中学1年生で。
・小学校で600~700語+中学1年生で1600~1700語が出てくる→最低2200語の単語
(ちなみにこれまでは中学1年生で出てくる単語は1200~1300語くらいでした)
際立った部分でいうとこのくらいです。
では、中学校入学前に何をすればいいか?
①絶対アルファベット(大文字小文字どちらも)は覚えておくこと→大前提です
②小学校で習った単語は覚えておくこと
の2点です。
中学校入ってから~では遅いです。のちのちお子さんの負担になってしまうので、今から身につけさせてくださいね。
参考にしていただけると幸いです→英単語の覚え方
②[数学]約分の計算練習と今まで習ってきた文章問題の解く練習を。
学習塾に通っている小学6年生であれば、おそらく中学1年生の予習はもう習っているのではないかと思います。
自学でやっている子には中学1年生の予習は少し難しいかもしれません。
そういうお子さんには『約分』の計算と、あとは今後のことを考えて今まで習った文章題の問題を片っ端から解いてみるのも勉強になるのではないかと思います。
今回の教科書改訂で、中学3年生で習う内容が中学1年生に降りてくるものもありますが、さほど「難しい!」というものではありません。
それでしたら、約分の練習をしたほうが良いと思います。
たとえば、昨年中学2年生を教えていたときのことですが、[16/48](48分の16)を約分するのに、「2」を使って約分し始めました。そうすると答えは[8/24](24分の8)ですが、まだできますよね?すると再び「2」を使って約分をしはじめ、、、かなり時間がかかってしまいました。
同じような解き方をする子が散見されました。本人たちに聞くと、「小学校の時から算数キライで勉強してこなかった」と口をそろえて言います。
中学校では分数の約分というのは当たり前なので、すでに今自信がない、というお子さんがいらしたらぜひくり返しの練習をさせてあげてください。練習量を積めば必ず早く正確にできるようになるはずです。
また、今後は「思考力」が問われるということで頭をかなり使って解くような問題もでてきます。
今まで習った文章題とは少しタイプが違いますが、「文章を読んで考える」という意味では多少の練習になると思います。
ぜひやってみてください。
③[社会]歴史の大まかな年表と47都道府県の地図(県庁所在地)の暗記を。
今回の教科書改訂では地理の時間は少し削られ、その分歴史が増えるようです。
とはいえ、地理でも歴史でも『日本』という国について学ぶわけですから、47都道府県の場所、県庁所在地は押さえておいたほうがいいです。
気温や気候の問題でも、山地や河川の問題でもよくでてきますすね。
生徒の中でも地図を覚えている子と覚えていない子では地理(歴史)の理解力に差がありました。
(ほとんどの小学校で3年生か4年生に習うのですが、どうやら学校によって地図暗記に力を入れている学校とそうでない学校があるように感じます)
また、歴史の年表ですが、小学校6年生である程度の年表を習うのでそれを言える(書ける)ようになっておくと良いでしょう。
日本の歴史は長いので、当然覚えることも多いですから年表を押さえておけば多少新しい事柄を関連づけて整理しやすいのではないかと思います。
まとめ
2021年の入学式まであと数か月です。卒業式やいろんなイベントで多忙だと思いますが、ぜひお子さんの勉強に付き合っていただけたらと思います。
もっとも、今年はコロナでどうなるかはわかりません。しかし、教育はコロナでもそうでなくても必要不可欠なので、おうち時間を有効に使ってみてください。
お読みいただきありがとうございました。
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