[中学生]1日10分で英語がプラス10点!効率よく英単語を覚えよう

English 学習

英語の勉強をしていく上で欠かせない「英単語」ですが、お子さんがどのようにして単語練習をしているかご存知でしょうか。

生徒
生徒

テストの前にガーッと書いて練習してます!

しかし、テスト前に単語練習では遅すぎます。

20年間民間の教育業界にいて、英単語を覚えられない/覚え方がわからない、と困っている生徒さんをたくさんみてきました。

わたし自身が学生時代にやっていて、塾講師になってから生徒さんに教えていた英単語の暗記の仕方をここでお伝えしたいと思います。

英語のテストで減点されることのないようにしていきましょう!

1.中学校で習う英単語は3年間で1200語→1600~1800語に増える

まず、知っておいていただきたいのがこの単語数です。

今までは3年間で1200語という単語数でしたが、2021年の教科書改訂により1600語~1800語まで増えることになりました。

さらに、小学校で習った英単語(約600語)もそこに加わるそうです。

あわせると2200語~2400語になるということです。

小学校で習った単語の600語、ということですが、現在小学校6年生の生徒さんにどんな英語の授業をやっているかきいてみたところ

ゲームとか会話ばかりで、書くことはあんまり習ってないです

とのことでした。

ということは中学生になってから書く負担が増えるということですよね?

小学校で習う600語+中学校で習う1800語=2400語

2400語÷中学3年=800語。

だいたい1日2~3語を覚えていかないと日数が足りないということになります。

2. 毎日の単語練習ー時間を決めて短期集中型で実行する

中学生になると部活も始まり帰宅も遅くなります。そこに習い事などがあるとなかなか英単語の練習というのは大変なものです。

それでも練習量を稼ぐために時間を決めましょう。

1.毎日10分~15分の時間を作る

単語練習に1時間かけたとしても集中は続かないでしょう。

まずは15分、最低10分英単語のための時間をつくりましょう。

2. 学校で習った(または予習する)英単語をピックアップする

だいたい5~10個が限度だと思います。教科書に出てくる単語、特に太字のものや星印がついているものなど、重要度の高そうな単語を選びましょう。

3. 紙を(A4サイズ)一枚用意する

紙のサイズはなんでもいいですが、あまり小さすぎると書くスペースが足りなくなるのでA4サイズくらいの真っ白な紙を用意しましょう。罫線などはなくてOKです。

4. 「5個を5分で覚える」「1個につき5回で覚える」など数字の入った目標を立てる

数字の入った目標を立ててください。

これがとても大事です。

目標を立てないと、「ただ書くこと」が目的になってしまい何も覚えられないからです。

たとえば、「5個を5分」で覚えることができれば、15分で15個覚えられる、ということです。

5. 白い紙にひたすら書きまくる

わたし自身が学生のとき、どう書けているのかは全く気にせず、ひたすら手を動かし続けました。

紙の方は見ておらず、覚える単語本体をずーっと見ていましたわけです。

とにかく「目で見て頭に叩き込み、手に字の動きを覚えさせる」ような感じです。

そして「覚えられたかな?」と思ったら目をつぶって書けるかどうかテストしてました。

ここでも「きれいに書けているかどうか」は二の次で、「手が正しくつづりを覚えているか」の確認をおこなっていました。

6. 時間になったら(回数をこなしたら再度テスト

時間になったらもう一度書いてみて、完璧であればOK、まちがっていたらもういちど時間を決めて暗記しなおします。

これのくり返しです。

復習や予習での英単語の暗記はこのようにして覚えます。

あくまで短時間で単語を覚えられるようにしましょう。メインの勉強もありますしね。

3. 英文読解中にわからない単語が出てきた場合ー辞書を活用する

問題集で英文読解の勉強をしていて、わからない単語がでてきた場合どのように練習していますか。

メインは読解なので、そこで単語に時間をあまりかけたくはないですよね。

ひととおり読解が終わってから、単語練習を行ってほしいのですが、ここで英和辞書を使います。

1. 調べたい英単語を調べたら、辞書に赤でアンダーラインをひく

赤でアンダーラインをひくことで、「1回この単語を調べました」の印とします。

その後は先ほどの英単語練習をくり返して覚えていきます。

しかし、時が経ってその単語を忘れることってありますよね。

2. 2回目にその単語を調べたら赤の上から青でラインをひく

「わたしは1回調べて練習したにも関わらず2回調べることになりました」という少し戒めの意味も込めて青いアンダーラインを赤の上からひきます。

そして、再び単語を書く練習をします。

3. 3回目を調べた場合はその単語を黄色マーカーで塗りつぶす

1回、2回と調べても覚えられなかったらもうマーカーで塗りつぶします。

3回調べてその都度練習するのでさすがに覚えられるものがほとんどです。

まとめ

どんなに文法がわかっていても、英単語ひとつ間違えば減点されてしまいます。

定期テストであれば、先生が情けで△をくれることもあるかもしれませんが、高校入試ともなるとそうはいきません。

受験生になってから慌てて単語練習の時間を作るのは時間がもったいないです。本当に勉強しなければならない文法や読解、他の科目に重点をおきましょう。

そのために、日ごろから「短時間で効率的に」単語練習をしてくださいね。

参考にしてみてください。

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